冥王星の4番目と5番目の月、「ケルベロス」と「ステュクス」に命名される

2013年7月5日 06:00

danceman 曰く、 一般投票により冥王星の4番目と5番目の月の名前が決定したことを、宇宙天文学連合(IAU)が発表した。2011年に発見されたP4はギリシャ神話に登場する冥界の番犬「ケルベロス」、2012年に発見されたP5は冥界を流れる川の女神「ステュクス」に命名された(本家/.IAU公式サイトより)。

 それまでの月も、地獄の川の渡し守「カロン」、9つの頭を持った蛇「ヒドラ」、カロンの母親である夜の神「ニクス」と、いずれもギリシャ神話の冥界に関連する名前がつけられている。

 投票数の最も多かった名前がつけられることになっていたが、1番人気だった「バルカン」はローマ神話に登場する火と鍛冶の神であることから、選考漏れとなってしまった。また、バルカンは水星と地球の間に存在すると言われながらも存在しなかった幻の惑星を指すのにも使用されたことがあったのも選考漏れの理由のようだ。バルカンは米SFテレビドラマシリーズ「スタートレック」に登場する惑星の一つであり、こぞって「バルカン」に投票したスタートレックファンには残念な結果となってしまった。

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