【銘柄フラッシュ】新日本科学が急伸し上場2日目のサントリー食品も堅調
2013年7月4日 15:41
4日前場は、為替が朝方に比べて円高基調となったため、トヨタ自動車 <7203> は0.6%安など、輸出関連の主力株が軟調。一方、日銀支店長会議が本日開催のため、異次元の緩和策の強化などに期待が強まり、含み資産株や土地持ち銘柄が軒並み高。ヤマタネ <9305> は3.5%高、東京都競馬 <9672> は9.3%高、よみうりランド <9671> は6.5%高。売買代金トップは東京電力 <9301> となり出来高もトップで3.4%高の小反発。
上場2日目のサントリー食品インターナショナル <2587> は堅調な始まりとなり、3185円(40円高)で売買開始の後は3225円まで上げ高値を更新し、前引けは3170円。昨日は朝の取引開始と同時に売買が成立し、初値は3120円だった(公開価格は3100円)。
新日本科学 <2395> は連日急伸の10.4%高となり、横浜市立大学のiPS細胞研究の報道を材料に持ち前の仕手色の強さに期待や思惑が集まり活況高。ただ、新興市場のバイオ株は朝高の後ダレる銘柄が多く、東証1部の主力株が重いためか信用取引の勢いが今ひとつの印象。
東証1部の値上がり率1位はフルキャストホールディングス <4848> の14.5%高となりアルバイトの時給回復などが言われて戻り高値、2位はソースネクスト <4344> の13.3%高となり国家的な個人情報収集などを受けてウイルス対策ソフトに注目とされて連日高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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