(香港)ワーフのショッピングモールが好調、「客寄せアヒル」効果で

2013年7月4日 14:52


*14:52JST (香港)ワーフのショッピングモールが好調、「客寄せアヒル」効果で
ワーフ(九龍倉集団:00004/HK)が運営するショッピングモール「ハーバーシティ(海港城)」の5月売上高が好調だったことが分かった。ドイツ銀行が3日発表したリポートによると、ハーバーシティの同月売上高は前年同月比16.3%増となり、同業を大きく上回る伸びを示した。ドイツ銀はその主因として、巨大なアヒルが世界を旅する「ラバー・ダック」プロジェクトが客寄せにつながったと指摘している。

「ラバー・ダック」とは、オランダの芸術家フロレンティン・ホフマン氏が制作したアヒルのおもちゃ(ラバー・ダック)を巨大化したオブジェのことで、これを世界各地で展示するプロジェクトの名前でもある。香港では5月2日から6月9日まで、中心部に位置するビクトリア・ハーバーで展示された。

現地メディアによると、期間中のラバー・ダック見学者は約800万人。ビクトリア・ハーバーに面するハーバーシティにも集客効果が及び、1000個限定の記念品が2日間で完売したという。展示期間中には、ラバー・ダックの空気が抜けてしぼむというハプニングがあったものの、中国本土でも大量の“ニセモノ”が登場するなど大きな話題を呼んだ。

なお、香港を旅立ったラバー・ダックは今後、9月に米ペンシルバニア州ピッツバーグを訪れる予定。《NT》

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