無料3D格闘ゲームエンジン「EF-12」の野望

2013年7月4日 13:21

insiderman 曰く、 「鉄拳」や「ソウルエッジ」など、著名3D格闘ゲームの開発に関わってきた小野口正浩氏が、同氏が手がける3D格闘ゲームエンジン「EF-12」についてGame*Sparkにて語っている。

 EF-12は昨年10月にリリースされた「完全無料の3D格闘ゲームエンジン」。これを使って高品質な3D格闘ゲームを制作できるとのことだが、これは単なる「格闘ゲーム制作ツール」ではなく、「eスポーツ」(ゲーム競技会)を普及させ、ゲームの社会的価値を高めるという野望のためのツールなのだそうだ。

 現在EF-12では「アバター」と呼ばれるキャラクター数種類と、いくつのかの「ファイトスタイル」が提供されているが、氏は「キャラクターというものが存在しない」格闘ゲームを目指しているという。これは、ゲーム内のキャラクターではなく、プレイヤーを主役とするというためだという。

 とはいえ、近年では格闘ゲームのハードルは挙がり続けており、熱狂的プレイヤーと一般ゲーマーの間でもかなりの溝があるように見える。世間で認知が広がっているゲーマーの1人にウメハラ氏がいるが、それに続く存在はまだいない。「上手いゲーマーが世間でヒーローになる」という時代はやってくるのだろうか。

 スラッシュドットのコメントを読む | ゲーム

 関連ストーリー:
「ゲームが無料なのは当然」という意識のゲームプレイヤー 2012年08月15日
多種多様化するゲーマー 2011年10月06日
ゲーマーの平均年齢は 37 歳 2011年06月10日
まだまだ現役、ニューヨークのゲーセン事情 2010年08月09日
アジア室内競技大会のEスポーツ種目、アジア大会にてPR 2006年12月08日

 

関連記事

最新記事