マツダ、防府工場で「SKYACTIV技術」のトランスミッション生産能力を増強

2013年7月2日 14:20

 マツダは2日、グローバルにおける「SKYACTIV技術」搭載車の販売拡大に対応するため、防府工場中関地区(山口県防府市)で生産している「SKYACTIV技術」のトランスミッションの年間生産能力を、現在の75万基から2014年7月に114万基に増強すると発表した。

 中関地区に隣接するマツダ関連企業の建屋を活用し、加工ラインおよび組立ラインを増設する。今月下旬に着工し、マシニングセンター(複合切削工作機械)をはじめとする生産設備の導入などを行い、2014年7月の稼働を目指す。

 マツダは、2016年3月期までにグローバルの目標販売台数を170万台とし、うち「SKYACTIV技術」搭載車比率を80%にする見通しに伴い、生産体制の強化を推進している。「SKYACTIV技術」のトランスミッションの生産拠点については、中関地区に加えて、タイに年間生産能力40万基規模の新トランスミッション工場を2015年度上半期に稼働する予定。

 なお「SKYACTIV技術」のトランスミッションは、2011年に国内で導入した「マツダ アクセラ」(海外名:Mazda3)で初めて採用され、現在は5車種に展開している。また、今秋より北米から順次導入する新型「Mazda3」にも搭載される。

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