今年度の建設投資総額は前年度比2桁の伸びに
2013年6月30日 12:36
国交省が29日までにまとめた今年度の建設投資見通しによると、全建設活動の投資総額は出来高ベースで前年度より11.2%伸び、49兆9500億円になると推計。国内総生産に占める比率は10.2%になる見通しとした。
政府投資と民間投資の内訳では政府投資が前年度より16.4%伸びて21兆9600億円に、民間投資は7.5%伸びて27兆9900億円になると推計している。
建設投資の44%が政府投資、56%が民間投資で、民間投資のうち住宅投資(14兆8900億円)が53%を占めた。
国交省は「建設投資は平成4年度(84兆円)をピークに減少基調になり、23年度はピーク時の半分程度にまで減少した。ただ、24年度は東日本大震災からの復興などにより反転し、上昇が見られた。25年度は震災復興に加え、24年度の補正予算に係わる政府建設投資や景気改善などが見込まれることから総額で49兆9500億円になる見通しになった」とした。(編集担当:森高龍二)