【銘柄フラッシュ】ブイ・テクノロジーが一段高となり資生堂や澁澤倉庫も高い

2013年6月28日 16:49

  28日後場は、トヨタ自動車 <7203> が6000円台を回復した後モミ合いに転じて1.5%高など、先行高の銘柄は売買交錯気味になったものの、資生堂 <4911> が一段上値を追って4.1%高、三越伊勢丹ホールディングス <3099> も5.9%高など、消費関連株などに売買人気が拡大。含み資産株の澁澤倉庫 <9304> も一段高の10.6%高。

  日経平均と相関度の強いファーストリテイリング <9983> も一段ジリ高の6.2%高、ファナック <6954> も一段上値を追い2.7%高。後場の中頃からは日経平均先物の主導する上げになったようで、6月決算の海外勢の仕上げとの見方も。

  昨日新規上場の2銘柄は軟調。スイミングスクールなどのジェイエスエス(JSS) <6074> (JQS)は6.6%安、ICDAホールディングス <3184> (JQS)は7.8%安。一方、本日上場3日目で売買が成立したリプロセル <4978> (JQG)はダレた後切り返して朝方の高値を更新し公開価格3200円の5.7倍の1万8300円。

  仙台銀行などのじもとホールディングス <7161> が12.2%高、東北地方地盤の酒類卸やまや <9994> も動意づいて戻り高値の3.9%高。NHK朝の連ドラ人気にかこつけて最近一部の夕刊紙が採り上げた復興関連あまちゃん銘柄が強い。ただ、地銀では徳島銀行などのトモニホールディングス <8600> が9.7%高、富士山麓の天然水のウォーターダイレクト <2588> (東マ)も10.7%高のため、ご当地銘柄に物色の裾野が広がる様子。

  東証1部の値上がり率1位は前引けと同じくブイ・テクノロジー <7717> となりシャープ <6753> の中国合弁展開に期待ありとされて前場の12.4%高から一段高の17.9%高、2位はじもとホールディングス <7161> の12.2%高。3位には経営助言のドリームインキュベータ <4310> の11.8%高が入りペット保険も注目とされて出直り急となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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