【銘柄フラッシュ】上場2日目のリプロセルは本日も値つかずセルシードはストップ高

2013年6月27日 16:18

  27日後場は、日経平均が一段高となり379円59銭高(1万3213円55銭)と本日の高値引け。上海株が7日ぶりの反発基調となったため、クボタ <6326> が50.%高、コマツ <6301> は4.9%高など、中国景気敏感株は軒並み高。また、長期国債利回りが安定推移のため、住友不動産 <8830> が9.9%高など、不動産株も軒並み高。トヨタ自動車 <7203> は3.5%高ながら上げ幅は200円と値幅妙味を発揮し売買代金トップ。

  上場2日目のバイオベンチャー、リプロセル <4978> (JQG)は昨日に続いて気配値のまま上限いっぱいの1万7510円(公開価格は3200円)に達して値がつかず、初値は明日に持ち越し。これを受けてバイオ関連株が軒並み反騰し、セルシード <7776> (JQG)が25.6%ストップ高、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> (JQG)も16.1%ストップ高、UMNファーマ <4585> (東マ)は10.7%高。

  本日の新規上場2銘柄のうち、スイミングスクールなどのジェイエスエス(JSS) <6074> (JQS)は公開価格950円に対し9時50分に1200円で売買成立となり、その後は前場1235円まで上げて後場は売買交錯となり、終値は900円。

  もうひとつの新車・中古車販売などのICDAホールディングス <3184> (JQS)は公開価格1900円に対し10時50分に3000円ちょうどで売買成立となり、その後は前場3040円まで上昇。後場はやや人気一服となり、終値は2300円。

  東証1部の値上がり率1位は不動産ファンドのケネディクス <4321> の15.6%高となり自民党・公明党が住宅購入に関する給付金制度を決定と伝えられ前場の3位9.1%高から一段高、2位にはネット看視事業などのポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> の14.7%高が入り米国で問題化している政府機関による個人情報収集などを材料に急反発、3位はリブセンス <6054> の14.2%高となり株式分割により7月初から流通性が増す期待などあり前場の1位11.3%高から順位は後退も急反発となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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