ロボット宇宙飛行士「KIROBO」が完成、「こうのとり」4号機で8月に打上げ
2013年6月26日 17:25
電通、東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在するロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」の共同研究“KIBO ROBOT PROJECT”を進めてきたが、今回打上げに必要な審査・実験をすべて通過し、同ロボットが完成したと、26日発表した。
ロボット宇宙飛行士「KIROBO」は、2013年8月4日午前4時48分頃、H-ⅡBロケット4号機に搭載される宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機に乗って、種子島宇宙センターより打上げられる。そして、同年11~12月頃からISSに滞在する若田光一JAXA宇宙飛行士の到着を待ち、世界で初めてとなる“宇宙における人とロボットとの会話実験”をきぼう日本実験棟内で実施する予定。地球への帰還は2014年12月以降を予定している。
「KIROBO」に関しては、東大先端研とロボ・ガレージがロボット躯体の開発と動作生成を、トヨタ自動車が音声認識を用いたロボットの知能化を、電通が会話コンテンツ作成とプロジェクトのとりまとめを行った。