【銘柄フラッシュ】新規上場のリプロセルに資金集まりメディネットなど他のバイオ株下げる
2013年6月26日 16:22
26日後場は、中国景気敏感株のひとつユニ・チャーム <8113> が前日水準をはさんで堅調・軟調の末に0.6%安。自動車株の中では中国関連の割合の大きい日産自動車 <7201> は軟調なまま1.2%安。ヤクルト本社 <2267> は1.9%安。その分、米国景気関連株に注目する様子があり、ソニー <6758> は1.4%高、任天堂 <7974> (大1)は新作ゲームへの期待もあり3.4%高。日野自動車 <7205> は5.1%高。デンソー <6902> は2.8%高。
本日、新規上場となったリプロセル <4978> (JQG)は後場も買い気配を上げたまま売買成立せず、本日の気配値上限の7520円(公開価格は3200円)で終了。ヒトiPS細胞やヒトES細胞による細胞培養液などの試薬開発と臨床検査事業などを行なうバイオテクノロジー企業。
これに資金が向かったためか、新興市場のバイオ関連株は軒並み軟調になり、6月11日に新規上場のペプチドリーム <4587> (東マ)はストップ安の27.9%安、ジーエヌアイグループ <2160> (東マ)も24.3%ストップ安、メディネット <2370> (東マ)も19.1%ストップ安、DNAチップ研究所 <2397> (東マ)も一時ストップ安の後19.2%安。東証マザーズ指数は11.6%安、日経JASDAQ平均は3.3%安。
東証1部の値上がり率1位はKLab <3656> の9.6%高となり引き続き米マイクロソフト社との協業観測が言われて前引けの5.1%高から一段高、2位にはサイボウズ <4776> の8.7%高が入り昨日自社株買いを発表したことが材料になり戻り高値、3位はツガミ <6101> の7.6%高となりJPモルガン証券の投資判断が言われて前場の6.5%高から一段高、4位は日野自動車 <7205> の5.1%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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