匿名化ツールや暗号化メールを使うと、米当局に通信の傍受を許してしまう可能性がある
2013年6月25日 17:45
あるAnonymous Coward 曰く、 以前、過度にプライバシーを守る行為は「テロ行為の潜在指標」として疑われる?という話題があったが、6月20日に公開された米国政府の機密文書にとると、Torなどの匿名化ツールや暗号化メール/暗号化インスタントメッセンジャーを利用することは、その通信内容を米国当局に傍受される根拠になるという(WIRED)。
米国家安全保障局(NSA)による傍受ルールには、「対象が米国内と判断された場合は中止しなければならない」というものがあるらしい。しかし、匿名化ツールなどを使っている場合、その対象が米国内かどうかは分からない。そのため、傍受が許されてしまうという。
スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | アメリカ合衆国 | プライバシ
関連ストーリー:
FBIなどがネット企業と協力して個人データを収集していたことがNSAのシステム管理者のリークにより明らかに 2013年06月12日
ルポタージュ誌The New Yorker、匿名タレコみシステム「STRONGBOX」を発表 2013年05月20日
ISP への Tor 遮断要請は毎日新聞の誤報か、現状は有識者会議報告書待ち 2013年04月25日
過度にプライバシーを守る行為は「テロ行為の潜在指標」として疑われる? 2012年02月03日