NTTドコモのインド事業が岐路、出資先企業がロシア社と経営統合か

2013年6月25日 14:43

*14:43JST NTTドコモのインド事業が岐路、出資先企業がロシア社と経営統合か
NTTドコモ<9437>のインド事業が岐路に立たされている。同社は2008年11月、インド財閥系のタタ・テレサービシズ(TTSL)の株式26%を約1300億ルピー(約2100億円)で取得。ただ、TTSLはロシアの通信会社システマとの経営統合に向けて交渉を進めており、ドコモ保有株の取り扱いについても話し合われているようだ。

これは現地紙エコノミック・タイムス(電子版、25日付)が関係者の話を引用する形で報じたもので、システマはロスチャイルド、タタ財閥はスタンダード・チャータード銀行をアドバイザーに立てているという。

とはいえ、インド国内では新たなM&A(合併・買収)規定の策定を進めており、TTSLとシステマの統合は新規定が公表された後になる公算が大きい。

TTSLは「タタ・ドコモ」ブランドで事業を展開しているが、負債総額は2200億ルピーという赤字体質。昨年から1000万人の契約者を失うなど、経営状況は悪化の一途を辿っている。《RS》

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