2013年6月23日のスーパームーン、次は2014年8月11日

2013年6月25日 11:30

  月が地球に最も近づいたタイミングで満月となる「スーパームーン(Supermoon)」は6月23日、世界各地で観測された。日本でも20時32分頃に満月を迎え、大きな月が各地で見られた。

  月は真円ではなく、楕円軌道で地球の周りを回っているため、地球に最も近づく位置(近地点)と最も遠ざかる位置(遠地点)が存在する。近地点で満月(または新月)を迎えた時が「スーパームーン」である。アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、今年の「スーパームーン」は通常の満月よりも13.5%大きく、30%明るかったという。

  「スーパームーン」の語源が何語であるかは定かではなく、正式な天文用語でもない。近年では占星術用語として使われており、願い事が叶う、自然災害が訪れる、社会的な暴動が起こるなどの風説もある。また、「スーパームーン」と同様に、ひと月に2回満月を迎える場合、2回目の満月は「ブルームーン(Blue moon)」と呼ばれている。

  なお、次の「スーパームーン」は2014年8月11日に見られる。

 写真=NASA。

 ■Supermoon in Washington
http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_2537.html

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