富士フイルム、レンズ交換式プレミアムカメラ 「FUJIFILM X-M1」を発表
2013年6月25日 12:07
富士フイルムは25日、TIPA(Technical Image Press Association)など数々のアワードを受賞し世界中で高い評価を得た「FUJIFILM X-Pro1」、「FUJIFILM X-E1」のデザインと高画質・高性能をより幅広い顧客に楽しんでもらうため、レンズ交換式プレミアムカメラ「FUJIFILM X-M1」を7月27日より順次発売すると発表した。「FUJIFILM X-M1」は、手軽に持ち歩けるコンパクトボディでフルサイズセンサー搭載機に匹敵する高画質を実現している。
「FUJIFILM X-M1」は、一般的なコンパクトデジタルカメラの約13倍の面積を持つ独自開発のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS」センサー(1630万画素、ローパスフィルターレス)を搭載し、コンパクトボディでフルサイズセンサー搭載機に匹敵する高画質を実現。光量の少ない夜景や室内など高感度撮影が必要なシーンでも、驚くほどノイズの少ないクリアな画像が得られる。抜けるような空の青色、鮮やかな夕日の赤色や、温かみのある人肌など、銀塩フィルムの開発で培った画質設計技術により富士フイルム独自の美しい色再現を実現している。
また、さまざまな撮影モードを素早く設定できる「モードダイヤル」を搭載。「アドバンストSRオート」では、シーンに合わせた最適な撮影条件をカメラが自動で設定するため、簡単に高画質な写真を撮影可能。快適な操作性を追及し、操作ボタンやダイヤルをカメラの背面右側に集約した。親指1本で絞り・シャッタースピード・露出補正などを調節でき、片手で直感的に素早く操作することができる。
ボディは「FUJIFILM X-Pro1」、「FUJIFILM X-E1」のクラシカルで高品位なデザインを継承。高精細92万ドット液晶モニター、Wi-Fi通信、内蔵フラッシュなど多彩な機能を搭載しながら約330gと小型・軽量化を実現した。液晶モニターは角度を上下に調節できるチルト式を採用し、自由なアングルでの撮影が可能。
また、撮影画像をスマートフォンやタブレット端末に無線LAN通信で簡単に送信できる「スマートフォン送信」機能を「Xシリーズ」で初めて搭載。「Xシリーズ」ならではの高画質な画像をSNSへアップしたり、友達と共有するなど、写真の楽しみ方が広がる。Wi-Fi通信に対応したことで、カメラ内のデータを簡単にパソコンにバックアップすることが可能。そのほか、内蔵フラッシュには、シーンに合わせて光量を自動で制御する高精度「スーパーiフラッシュ」を搭載している。