Google検索のオートコンプリート機能、違法な薬物入手につながると非難される

2013年6月25日 08:00

あるAnonymous Coward 曰く、 先週ボストンで行われた司法長官らによる会合によるパネルディスカッションでは、米国通信品位法における「セーフハーバー条項」に焦点が当てられた。米国通信品位法はインターネット上などでわいせつ物などを広めることを禁じる法律で、セーフハーバー条項はプロバイダなどがわいせつ物などを放流したユーザーに対し、迅速に警告を出すことでプロバイダなどが法的に罰せられるリスクを回避できる仕組み。会合では幅広い議題が取り上げられたが、その中の一つとしてミシシッピー検事総長のJim Hoodは、Google検索によるオートコンプリート機能を取り上げた(Network World本家/.)。

 氏は検索項目に「オンライン 処方薬」と入力すると「処方箋なし オンライン処方薬」と出るような点が、違法な薬物の提供といった犯罪活動を促進するとし、さらにGoogleはオートコンプリートを細かく制御可能であるはずだと主張している。

 しかし、Network WorldのPaul McNamara氏はこれは言いがかりだと反論している。彼は検索ボックスの中に「素性調査 不要 オンライン 銃 購入」や「許可証不要 爆薬 オンライン 購入」などの用語を入力してみたが、検索結果は的外れであきれるほど中身のないものだった。Paul McNamara氏は問題はオートコンプリート機能にあるのではなく、「好ましくない」検索をする行為そのものにあるとしている。

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