スペースX社、ファルコン9-Rの第1段開発試験を完了

2013年6月23日 12:00

  テキサス州の地元紙ウェーコ・トリビューンは20日、スペースX社が19日に同州のマクレガー試験場において、ファルコン9-Rの第1段の燃焼試験を実施したと報じた。

  スペースX社はこれにより第1段の開発試験が完了したとし、受け入れテストと打ち上げに向けた準備に進むと述べている。

  ファルコン9-Rはかつてはファルコン9 v1.1と呼ばれていた、ファルコン9ロケットの改良型で、オリジナルのファルコン9より打ち上げ能力や信頼性の向上が図られている。イーロン・マスクCEOは、ドラゴン補給船運用2号機の地球帰還後の記者会見において、ファルコン9-Rを使い完全再使用ロケットの開発に向けた実績を積むと明かしており、ファルコン9-RのRとは、再使用(Reusable)を指している。

  同機の初打ち上げは今のところ今年の夏に、カナダの衛星カシオペを搭載して行われる予定となっている。

  写真は今年4月28日に行われたエンジン点火試験の様子。

 ■Tuesday SpaceX test completes development stage - WacoTrib.com: Joe Science
http://www.wacotrib.com/blogs/joe_science/tuesday-spacex-test-completes-development-stage/article_a36ca2f0-da07-11e2-9d0b-0019bb2963f4.html

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