デスクトップ環境「Cinnamon」のマスコットキャラクターを巡る騒動

2013年6月21日 18:29

あるAnonymous Coward 曰く、 2012年の1月にLinux Mint Teamによって発表されたGNOME 3ベースのデスクトップ環境、「Cinnamon」について、「マスコットキャラクターが必要か」どうかという議論がGitHub上のIssue #2186で生じた。しかし、反対意見が相次ぎ1時間ほどでIssueは閉じられたようだ。

 このIssueを立てたのは日本人のOSS翻訳者であるlindwurm氏で、彼自身は必要だと思っていたらしくIssueを閉じた後にTwitter上で「クールジャパンが伝わらず残念」とジョークを口にしていた。

 Issueに対する反応はなかなかのもので、Issueが投稿されてから十数分でSnowlinuxの開発者でありCinnamonの開発にも参加しているdalcde氏から「No.」と否定された他、lindwurm氏と同じ日本人OSS翻訳者のkptech氏からは「I feel cuteness is not enough...(意訳:可愛さが足りない気がする……)」とよくわからない否定を受け、ついにはCinnamonの開発に参加しているgauravjuvekar氏から「Cinnamon doesn't need a mascot. It speaks for itself!(意訳:Cinnamonはマスコットなんて必要としていない。今更何言ってるんだ)」と真っ向から拒否されたことで決着が付いた模様だ。

 日本ではオープンソースチャンネルを中心に日本国内のOSSコミュニティでマスコットキャラクターを擁立するところが増えてきたが、やはり世界規模になる本家コミュニティにマスコットキャラクターを立てるにはまだまだ壁は高いということだろうか。

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