青山 カッシーナ・イクスシ―でルネッサンス期の技術を継承する巨匠ギアンダの作品展示
2013年6月13日 11:45
イタリアきっての木工のマエストロ、ピエルルイジ・ギアンダ(Pierluigi Ghianda)。彼の作品を集めた特別展示「GLI ARTIGIANI - 現代のクラフツマンシップ - 」がカッシーナ・イクスシー青山本店にて開催される。展示は2013年6月28日(金)よりスタート。ギアンダの作品や功績に焦点を当てつつ、カッシーナ・イクスシ―が擁する現代のクラフツマンシップの数々、その技法、品質や物語を紐とく。
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ミラノに工房を持ち、イタリア・ルネッサンス期の卓越した技術を継承する最後のマエストロと讃えられるギアンダ。木の特性を見極め、一つ一つ手仕事で作られる作品は、シルクのような手触りと称され、多くのクライアントの信頼を得ている。そこでカッシーナ・イクスシ―は、今回の展示以降、ギアンダの工房で生まれた13種のアイテムの取り扱いを開始する。またギアンダのマスターピースである「Kyoto テーブル」も展示される。
1930年代、にギアンダ工房がヴェニスのとある熱心な愛書家のために制作した「Segnalibro(木製のブックマーク)」はさまざまな高品質な木材の中から厳選し、幾重にも磨きあげ、平らな三日月型のセクションを造形。その手触りはまるで絹のようで、手にもそして書籍にも優しい仕上がり。(アッシュ材 11,550円、ローズウッド、ゼブラウッド、アマランス材、マカサー材 18,900円)
「木工職人のマスターピース」と言われた作品「Squadretta(定規)」。マスターピースには「腕試しの作品」という意味もあり、一流の木工職人の証として、その技量を示す為に作成された。定規の完璧なるリプロダクションがこの製品。(価格:¥26,250 サイズ:定規45°250×180mm、定規30°/60°250×150mm)
正確で綿密な技術と素材に関する知識により生み出される名品と、カッシーナ・イクスシ―の商品がみごとに調和され、新たな空間を提案する「GLI ARTIGIANI - 現代のクラフツマンシップ - 」。初日にはギアンダ本人も来日する。匠の技と木のぬくもりを体感しに行ってみては。
【ショップ情報】
カッシーナ・イクスシ― 青山本店
住所 : 東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル 1F、2F、3F
TEL : 03-5479-9001