中国、「神舟10号」と「天宮1号」の有人ドッキングに成功

2013年6月13日 15:45

  6月11日に打ち上げられた中国の有人宇宙船「神舟10号」は予定通り、北京時間6月13日13時18分(日本時間14時18分)、中国宇宙ステーションの実験第1号機「天宮1号」とのドッキングに成功した。

  ドッキング作業は北京宇宙飛行管制センター(BACC)がコントロールする中、自動で行われた。搭乗していた聶海勝(Nie Haisheng)宇宙飛行士、張曉光(Zhang Xiaoguang)宇宙飛行士、王亜平(Wang Yaping)宇宙飛行士の3人は自動ドッキングの様子を見守りながら、データを取得し、BACCとの交信を続けた。

  今後、3人の宇宙飛行士はハッチを開け、「天宮1号」の内部に入り、10日間以上滞在し、部品交換や科学実験、宇宙からの授業などを行う予定となっている。

  中国は昨年6月に「神舟9号」と「天宮1号」との有人ドッキングを初めて成功させ、今回が2回目。「神舟10号」のミッションについて、総設計師の周建平(Zhou Jianping)氏は「十という数字は中国で特別な意味をしている。今回のミッションを完遂させる(十全十美)自信はある」と述べている。

 ■天宮一号与神舟十号成功実現自動交会対接
http://news.cntv.cn/2013/06/13/ARTI1371103375120835.shtml

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