【銘柄フラッシュ】不動産株は下げるが新規上場のペプチドリームは買い気配

2013年6月11日 16:02

 11日後場は、昼12時頃に日銀の金融政策決定会合の結果が現状維持と伝えられたため、長期金利を気にして不動産株が軒並み軟化し、三井不動産 <8801> は4.1%安。オリックス <8591> は3.7%安、アコム <8572> は5.9%安など、その他金融株も軟化。

 しかし、みずほフィナンシャルグループ <8411> は1.0%高など、大手銀行株は堅調。また、トルコでデモ再発とされ、オリンピック関連との見方で清水建設 <1803> が6.6%高など建設株も大引けにかけて再び上値を追った。

 日経平均は後場下げて1.5%安(196円安)となったものの、東証マザーズ指数は0.03%安にとどまり、日経JASDAQ平均は1.0%高。日経平均構成銘柄を避ける様子が強まり、ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> (JQS)は11.6%高、ぱど <4833> (JQG)は7.3%高。

 本日、新規上場のペプチドリーム <4587> (東マ)は買い気配のまま本日の上限に達して売買がセ率せず、公開価格2500円の2.3倍の5750円の買い気配。特殊なペプチドを用いて新薬を開発する創薬ベンチャー。米ファイザーやスイスノバルティスや国内大手製薬など提携先は多数。公募株式数は166万株、売り出し株式数は最大144万5000株。今期予想1株利益は12円28銭。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続きGSIクレオス <8101> となり値幅狙いの資金流入の模様でPBR1倍未満の割安さなどが言われ前引けの17.3%高から一段高となり33.3%ストップ高、2位にはサカイオーベックス <3408> の15.8%高が入り染色技術で知られるが本日は漁礁も材料視されて一気に戻り高値、3位は大同工業 <6373> の15.4%高となり仕手色が強く低PBRなどが言われて高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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