人間のイメージを解体、再構築 - 奇才サイトウマコトの展覧会開催
2013年6月7日 12:05
アーティスト、サイトウマコトの展覧会「MAKOTO SAITO : PORTRAITS」が2013年6月20日(木)から7月27日(土)まで、東京・日本橋にあるギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートで開催される。
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サイトウの「顔に異常な食指が動く」という性格を反影した今回の展示作品は、彼が愛すべきアーティスト、もしくは強烈に軽蔑するアーティストのポートレイトだ。サイトウが心酔するのは、アーティストたちの顔から読み取れる、彼らの内面に潜む毒素。その毒素がサイトウの妙薬となり、アーティストの顔から何かをえぐり取ろうとする欲望が、見る側にとってどう見えるのかが見どころ。
この展覧会では、芸術家マン・レイが撮影したフランスの劇作家アルトーのポートレイトからサイトウがイメージを抽出した作品や、新作を含むポートレイトの連作から、数点が展示される。