丸紅、米航空機リース大手に15%出資 約200億円

2013年6月7日 18:29

 丸紅は7日、ニューヨーク証券取引所に上場する米大手航空機リース会社Aircastle Limited(エアキャッスル)の株式約15.25%を、第三者割当増資引受けにより約2億900万ドル(約200億円)で取得することで同社と合意したと発表した。

 エアキャッスル社は、世界各国の航空会社向けに航空機のオペレーティングリース事業を運営しており、2013年3月末時点で158機の航空機を保有し、36ヶ国66社向けにリースを行っている。

 航空旅客需要は、新興国等を中心に著しく伸びており、経済のボーダレス化、世界的な規制緩和に伴い今後も拡大が見込まれ、航空会社からの航空機リースの需要増加が期待されている。

 丸紅グループは民間航空業界において、旅客機・ビジネスジェット機・航空機用エンジンの販売代理店、航空機関連機材の開発投資や航空機リース、エンジンリース、部品トレード、空港グランドハンドリング業務の提供等の事業を行っている。今回丸紅は、エアキャッスル社の株式取得により航空機リース事業の収益基盤を強化することで航空業界におけるバリューチェーンを更に強固なものとし、航空業界の活性化と更なる発展に寄与していく考え。

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