中国:短期金利が連日で急騰、連休要因などで流動性がひっ迫

2013年6月7日 14:22


*14:22JST 中国:短期金利が連日で急騰、連休要因などで流動性がひっ迫
中国の金融市場で短期金利が連日で急上昇している。7日の上海銀行間取引金利(SHIBOR)は翌日物で8.2940%となり、前日比で231.20ベーシスポイント(bp)上昇。前日には135.90bp上昇していた。中国はあす8日から12日まで端午節連休に入るほか、今週5日が銀行の預金準備金の預け入れ期日だったことが、流動性ひっ迫の背景とみられている。複数の現地メディアが伝えた。

中国人民銀行(中央銀行)は今週、公開市場操作(オペ)を通じて市場に1600億元(約256億円)を純供給したが、資金不足への警戒感は解消されていない。人民銀などがホットマネー(投機資金)の流入規制を強化しているため、これが今後の流動性引き締まりにつながるとの懸念もあるようだ。
《NT》

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