中国:レノボがスマートテレビで攻勢、シャープとの提携を発表

2013年6月6日 10:30


*10:30JST 中国:レノボがスマートテレビで攻勢、シャープとの提携を発表
中国のレノボ・グループは5日、北京で開かれたカンファレンスで、スマートテレビの新シリーズ「A21」「K82」を発表した。併せて、同分野におけるシャープ<6753>などとの業務提携を発表。主力のパソコン事業が伸び悩む中、スマートテレビ市場で攻勢をかける姿勢を強く打ち出した。

地元メディアの報道によると、「A21」シリーズは32型のスマートテレビで、価格は1999元(約3万円)から。基本ソフト(OS)には「アンドロイド4.0」を搭載し、CPUの容量は1ギガとなっている。同シリーズでは、中国のパネル大手である京東方科技(BOE)と提携し、3年間で100万台の販売を目指す方針だ。

一方、シャープとは「K82」シリーズで提携する。同シリーズは60型の大型サイズ。レノボが製品の設計などを手掛ける一方、シャープは音質・画像技術、コア部品などの面でサポートする運びだ。本体の製造もシャープが請け負うという。

カンファレンスに出席した、シャープ中国現地法人AV部門責任者の藤沢貴明氏は、「レノボとの提携をうれしく思う」とコメント。また、「K82」シリーズを江蘇省の南京工場で製造することを明らかにしている。

《NT》

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