JTB、ミャンマー旅行会社と合弁会社を設立、空港送迎や観光ツアーを展開
2013年6月5日 13:51
ジェイティービー(JTB)は5日、ミャンマーの旅行会社Myanmar Polestar Travels & Toursと合弁会社を設立し、ミャンマー国内において、ミャンマー進出企業を対象に乗用車及び運転手を貸与するショーファーサービスや、エアポートリムジンバスを運行する空港送迎事業、および観光バス運行などの着地型事業を展開すると発表した。
具体的には、進出企業・海外からの渡航者の需要に応えるため、不足する交通インフラを補うショーファーサービス、及びヤンゴン・ネピドー空港とダウンタウンを結ぶエアポートリムジンバス事業に取り組む。なお、エアポートリムジンバス事業はこれまでミャンマーでは例がなく、新会社での取り組みが同国初となる。
また、絶対数が不足する観光性サービスを補うため、海外からの渡航者を対象に、市内主要ホテルとタイアップし現地の素材を活かしてミャンマーの魅力を伝える着地型事業を行う。主要ホテルを発着地とする多言語(当面日本語・英語)の観光バスを運行するほか、食事と送迎をセットにした商品等、現地発着のツアーを提供する。
JTBはこれらの事業を通じて現地関係機関や進出企業との関係強化を図り、日系企業のみならずグローバルに活躍する企業をメインターゲットに、段階的に法人事業(BTM事業、MICE事業)を中心とする旅行業を展開する方針。
なお、提携相手となるMyanmar Polestar Travels & Toursはミャンマーにおいてランドオペレーター業をおこなっており、JTBとは2006年より取引を行ってきた。同社は、2012年度にミャンマー・ホテル観光省からBest Performance Awardを受賞した実績も持つ。
今回の提携により、JTBは、ミャンマーにおける旅行業のノウハウ・政府との強固な信頼関係を事業推進に活かすことができる。また、Myanmar Polestar Travels & Toursはグループ会社に中古車輸入販売会社や語学学校を持つため、交通インフラ事業の展開に不可欠な車両調達や将来の観光人材育成・確保に関してもシナジーが期待できる。