バイクブームはアベノミクスのリトマス試験紙にも

2013年6月4日 16:34


*16:34JST バイクブームはアベノミクスのリトマス試験紙にも
バイクの売れ行きが好調のようだ。
全国軽自動車協会連合会によれば、2013年4月の軽二輪車(125~250cc)新車販売台数は業界全体で前年同月比139.4%と、13カ月連続で前年を上回った。メーカー別でも、4月はヤマハ<7272>を除くメーカー各社が前年同月比プラス、カワサキ<7012>は2倍以上の売れ行きとなった。
小型二輪車(251cc以上) は軽二輪車ほどではないが、全メーカー合計の新車販売台数は16カ月連続で前年を上回っている。
2012年からメーカー各社がモデルチェンジし、低価格化と燃費の良さを追及したことによる影響が大きいと見られている。
80年代のバイクブームを牽引してきた40代から50代の元ライダーが戻ってきている。また、その子供の世代や女性層も取り込み、ブームは本格化していきそうだ。
とは言え、やはりバイクは自動車や自転車のように、各家庭に一台あれば助かるというようなものではなく、趣味の範囲内で手にするものという印象が強い。
このような比較的高価な趣味にお金がかけられる人が増えて行くとすれば、アベノミクス効果が拡大している証拠となりうる。

《YU》

関連記事

最新記事