【銘柄フラッシュ】東京計器やアイフルが急伸しTASAKIやカカクコムも高い

2013年6月4日 16:37

  4日後場は、主力株が軒並み反発幅を広げ、ソニー <6758> は3.7%高。また、大和証券グループ本社 <8601> が11.9%高となり、みずほフィナンシャルグループ <8411> は9.3%高、三井不動産 <8801> は6.4%高。日銀の追加緩和期待があった上、日経平均とTOPIX(東証株価指数)が前場下落した結果、当面の下値メドとされる75日移動平均の水準にほぼ達したため、相場全体のリバウンド期待が広がった。ベンチャー投資のジャフコ <8595> は15.4%高、その他金融株も軒並み高。

  カカクコム <2371> は昼過ぎに発表した5月のサイトアクセス状況を好感して4.9%高の戻り高値。ネットビジネス銘柄に期待が一段と強まり、医薬品のネット販売で注目のケンコーコム <3325> (東マ)は前場から23.2%ストップ高を継続し、イー・キャッシュ <3840> (東マ)も前場から27.8%ストップ高を継続。

  地政学上の懸念が出たときに動く防衛関連株の石川製作所 <6208> は朝から急伸し、一時36.6%高となり大引けは16.1%高。代わって東京計器 <7721> は13時頃に26.1%高と動意を強め、大引けは11.8%高。台湾の陳水扁前総統が自殺を図ったと伝えられたことや、駅売りの夕刊紙早版で中国の習主席が米大統領に数時間でいいから尖閣諸島への上陸を打診、などと伝えられたことがある模様。石川製作所は海上封鎖の機雷、東京計器はレーダー警戒装置。

  東証1部の値上がり率1位はSBIホールディングス <8473> の22.6%高となりネット経由の株式注文件数などが急膨張する中で、ネット証券の中ではシステムが強靭との見方、2位は真珠のTASAKI <7968> の17.2%ストップ高となり昨日発表の黒字転換予想を好感、3位はアイフル <8515> の17.0%ストップ高となり日銀の追加緩和観測などを好感、4位は石川製作所 <6208> の16.1%高だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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