有人火星探査の最大障害は強力な放射線

2013年6月3日 12:40

あるAnonymous Coward 曰く、 将来、火星を目指す人々は、膨大な量の放射線と戦う必要があるだろう。NASAは火星探査車Curiosityに搭載された距離3億4800万マイル・253日間分の放射線測定データを検証した。その結果、火星行きの宇宙飛行士は、現在想定されている往復ミッションでは米国の宇宙飛行士に定められている生涯放射線被曝限度を越えてしまうようだ(DNEWS本家/.)。

 NASAのチーフメディカルオフィサー、Richard Williams氏は「想定最も短いミッションでも、宇宙飛行士の健康を害する可能性がある」としている。現在、医学研究所では、長時間宇宙飛行のための倫理と衛生基準を検討中だとしている。

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