9年前に開発が中止された遺伝子組み換え小麦が米オレゴン州の農場で自生
2013年6月1日 15:18
米オレゴン州の農場で、自生している遺伝子組み換え小麦が発見され、農林水産省はオレゴン州産が含まれる「ウエスタン・ホワイト」の輸入を当面停止することを明らかにした(毎日jpの記事、MSN産経ニュースの記事、NPRの記事、本家/.)。
発見された遺伝子組み換え小麦は米モンサント社がオレゴン州などで試験栽培していたもので、グリホサートを使用した除草剤に強い品種だという。ただし、開発は9年前に中止され、市場に出回ることはなかったという。遺伝子組み換えによるグリホサート耐性作物は大豆やトウモロコシなどが栽培されており、食べても安全とされているが、どの程度遺伝子組み換え小麦が広がっているのか、栽培されている小麦に混ざっているのかなどについては不明だ。米国で生産される小麦の半数は輸出されているが、遺伝子組み換え作物の輸入を禁じている国も多く、今後の影響が懸念される。米農務省(USDA)ではモンサント社の管理体制に問題がなかったかなども含めて調査を行っているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 日本 | バイオテック | サイエンス | アメリカ合衆国
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