住友ゴム、南アのタイヤ会社を約60億円で買収

2013年5月30日 12:37

 住友ゴム工業は29日、グローバル展開の一環として、今後更なる拡大が見込まれるアフリカ市場へのタイヤ供給のため、南アフリカのタイヤ会社Apollo Tyres South Africa社(以下アポロ南ア社)を買収することを親会社であるApollo Tyres社と合意したと発表した。買収額は約60億円。

 アポロ南ア社は、アフリカおよびインド洋の計32ヶ国で販売権を持つダンロップブランドを中心に、南アではトップクラスのシェアと認知度を有している。一方、住友ゴムグループは、アフリカ20ヶ国でダンロップブランドの商標権を持ち、アフリカ以外の地域で生産した製品を輸出販売している。

 住友ゴムは、今回の買収によりアフリカ全土でのダンロップブランドの使用権を確保し、また、南アに製造拠点を持つことによりアフリカ地域におけるタイヤ販売事業をいっそう拡大させ、グローバル展開を加速させていく。

 今年9月よりレディスミス工場を住友ゴムの南ア製造拠点として運営し、2016年には乗用車用、ライトトラック用タイヤを合わせて12,000本/日の生産能力とする予定(現生産能力:9,600本/日)。

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