NASAのTESS宇宙望遠鏡は生命生存に適した太陽系外惑星発見を目指す
2013年5月29日 16:55
あるAnonymous Coward 曰く、 ケプラー宇宙望遠鏡は複数の太陽系外惑星の発見に成功、多くの成果を我々にもたらした。赤色矮星の周囲に木星級の大型惑星を発見している。しかし、現在、ケプラー宇宙望遠鏡は姿勢制御用のリアクションホイールが故障、観測は中断されている状態にある。そこでNASAは2017年に打ち上げ予定の「トランジット系外惑星探索衛星(TESS宇宙望遠鏡)」を使用して、ケプラー宇宙望遠鏡の発見した成果のフォローを行う計画だ(DNEWS、sorae.jp、AstroArts、本家/.)。
TESS宇宙望遠鏡の目的は、ケプラー宇宙望遠鏡の成果を元にして、人類が手が届く距離にある太陽系外惑星に水や気温などの条件が生命の生存に適している惑星を見つけることだ。そしてさらに将来の計画として、居住惑星候補を直接探査するための星間プローブを送り出す計画を明確にすることにある。
スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 宇宙 | NASA
関連ストーリー:
ケプラー宇宙望遠鏡の姿勢制御装置が故障、観測終了の可能性も 2013年05月17日
ハビタブルゾーン内でこれまでで最も地球に近いサイズの惑星が見つかる 2013年04月20日
NASA、小惑星捕獲計画に太陽電気推進研究を組み込む 2013年04月17日
NASA、月の砂を加熱加工した材料で月面基地を建築する計画 2013年03月22日