東芝、4K対応液晶テレビを発売 84V型・65V型・58V型の3サイズ
2013年5月28日 18:24
東芝は28日、デジタルハイビジョン液晶テレビ「レグザ(REGZA)」の新商品として、新開発の映像処理エンジンとフルHDの4倍の画素(3,840×2,160)を持つ高精細大画面4Kパネルで構成される同社独自の高画質映像処理システム「シネマ4Kシステム」を搭載し、大画面で4K高画質を楽しめる「レグザZ8Xシリーズ」を、6月下旬から順次発売すると発表した。84V型、65V型、58V型の3サイズで展開する。価格はオープンだが84V型の希望小売価格は168万円(税込)。
新商品は、大画面テレビの高画質化を追求し、新開発の「レグザエンジンCEVO 4K」を搭載している。これにより、きめ細かい質感を復元する「微細テクスチャー復元」、映像の光沢成分を制御して輝き感のある映像を再現する「輝き復元」、映像のエリアごとに画素単位で最適な超解像処理を行うことで精細感を向上させる「絵柄解析 再構成型超解像技術」など、新たな「4K超解像技術」による高画質化を実現した。映画などのブルーレイソフトやデジタル放送など、さまざまなコンテンツをより高精細な4K高画質で視聴できる。
録画機能では、地デジ放送の中から最大6チャンネル約80時間分をまるごと録画し、さかのぼって視聴することができる「タイムシフトマシン」を搭載。「タイムシフトマシン」で録画された番組の中から「今見ている番組に関連する番組」や「いつも見ている番組」などユーザーの好みに合わせて番組を薦める「ざんまいプレイ」、クラウド上の番組情報を利用して録画番組を場面ごとに区切った「シーンリスト」を画面上に表示し、録画番組をシーン単位で便利に視聴できる「みどころシーン再生」などができるレグザクラウドサービス「TimeOn(タイムオン)」などで、録画番組を効率よく視聴できる。
また、日本の新しい放送・通信連携サービス「ハイブリッドキャスト」に業界で初めて対応している。NHKは2013年中にハイブリッドキャストサービスの試行開始を予定しており、放送を今まで以上に快適に楽しむことができる。
音質面では、左右2基ずつ計4基のスピーカーボックスを配置したバスレフ型スピーカーユニットと総合出力40Wのパワーでパワフルに駆動する専用アンプを搭載した。東芝独自開発の高品位音声補正技術「レグザ サウンド イコライザー」との相乗効果で、量感のある低音とクリアで透明度の高い音質を実現した。また、スピーカーを画面下に配置することで、スリムベゼルを採用したテレビ本体のデザイン性の高さと高音質を同時に実現している。