独SAP、2020年までに自閉症者を650人雇用へ
2013年5月24日 17:31
あるAnonymous Coward 曰く、 独ソフトウェア企業SAPが2020年までに自閉症の人を650人雇用し育成する計画を発表した(日本経済新聞、本家/.)。
現在従業員数6万5千人いるSAPにとって650人は従業員の1%にあたり、これは世界人口における自閉症の人の割合と同じにあたる。同社では自閉症の人の特徴である細部へのこだわりや大きなデータの分析に長けた能力に注目。彼らの持つ素質が高いスキルの土台になるとして、テスターやプログラマー、データマネジメントに携わる人材として育成していく計画とのこと。既にインドとアイルランドにて計11人が採用されている。
また、自閉症の人のコミュニケーションや社会交流における難しさ、そして決められた時間で働くことのストレスなど、自閉症の従業員と同僚や上司などの間に入るジョブコーチなる役割も確立するとしている。
SAPのdiversity and integrationの責任者であるAnka Wittenberg氏はこのプログラムがこの業界の非常に厳しい労働市場において能力ある人材の確保になると語った。
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