三菱ふそうがアジア・アフリカ向け戦略車を発表、インドから輸出

2013年5月24日 13:17

 三菱ふそうトラック・バスは23日、インド・チェンナイにあるDaimler India Commercial Vehicles Pvt.(以下DICV社)にて、「FUSO」ブランドの新しいアジア・アフリカ向け戦略車の概要を発表した。

 ダイムラー・トラック部門として三菱ふそうとDICV社の二つの拠点が中心となり開発したプラットフォームを基に、「FUSO」ブランドの新しい車両として、車両総重量25~49トンの大型トラック「FJ」、「FO」、「FZ」および車両総重量9~16トンの中型トラック「FA」、「FI」の合計5機種を開発した。これらの車両を2013年4月からDICV社オラガダム工場にて生産開始し、アジア・アフリカ地域のラインアップを拡充する。

 DICV社は、日本・ドイツの生産技術・品質管理方法を導入し、最新鋭の生産ラインを備えている。また、オラガダム工場では、既にインド向け車両である「バーラト・ベンツ」ブランドおよび「メルセデスベンツ」ブランドの車両の生産を行っており、今回の「FUSO」ブランドの生産は3ブランド目となる。

 「FUSO」の大型・中型トラックは、日本・ドイツ・インドの技術を融合し、アジア・アフリカ地域のニーズである高い耐久性および積載量とパワフルな走行性能を実現していることが特長。

 なお、「FUSO」大型・中型トラックは6月からスリランカに輸出される。また、今年中にバングラディッシュ、ザンビア、ケニア、ブルネイに輸出を開始する。さらに今後、インドネシア、タイ、マレーシア、タンザニア、マラウイ、ウガンダ、ジンバブエ、モザンビーク、モーリシャス、セイシェルなどのアジア・アフリカ諸国に輸出する予定。

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