磁力で弦の振動をコントロールして音を替えるギターアクセサリ

2013年5月22日 15:53

あるAnonymous Coward 曰く、 エレキギターは弦に磁気を与え、その振動による磁気の変化をコイルで拾うことで弦振動を電気信号に変えているというのはよく知られるところだが、その逆に弦を磁力で操作することで音を自在に変化させるというギターアクセサリ「Vo-96」が開発されたそうだ(GIZMODO)。

 以前、シンセサイザーで知られるMoog Music社はピックアップで弦の信号を制御することで音の減衰を大幅に長くするというギター「Moog Guitar」を開発・発売したが、Vo-96はこれの発展系となる。

 Vo-96はアコースティックギター用で、サウンドホール内に組み込むコントローラと、弦の下に設置するインターフェイスから構成されている。弦の音をインターフェイスで拾い、それに対してコントローラがどのような磁力を与えればよいのかを計算してフィードバックするという仕組みらしい。特定の倍音成分を止めたり、弦の振動をえんえんと伸ばす、といったことが可能になるそうだ。

 この製品はMoog Music社の研究開発の一環として研究が進められたが、同社からの製品化は見送られたとのこと。そのため出資募集サイトKickStarterを使って出資を募り、めでたく製品化が決定したとのこと。現在、1250ドル以上の出資でVo-96が入手できるという状態になっている。

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