ジャパンディスプレイ、タッチセンサー機能内蔵Full-HD液晶モジュールを開発

2013年5月22日 12:00

 ジャパンディスプレイは20日、スマートフォン向け5.0型フルハイビジョンフォーマット(横1080×縦1920画素、以下Full-HD)TFT液晶パネルに同社独自のタッチセンサー機能を搭載した液晶モジュール“Pixel Eyes”を開発したと発表した。

 ジャパンディスプレイでは、昨年10月からFull-HD液晶モジュールの量産を開始している。また同月、イノベーションビークルとして5.0型Full-HDの“Pixel Eyes”の試作品を発表した。そして今回、タッチセンサー駆動用ICを含めて量産出荷可能なレベルに引き上げた5.0型Full-HD“Pixel Eyes”の開発に成功した。

 スマートフォン向け液晶モジュールには、高精細、広視野角、高画質、低消費電力、薄型といった性能面に加え、需要変動に対応できる高い生産性が求められている。“Pixel Eyes”では、タッチパネル搭載のジャパンディスプレイの従来製品と比較してタッチパネル機能を作りこむプロセスが少なく、高い生産性を実現できる。 さらに、同社独自のタッチ駆動方式により、様々な環境下で高いS/N比を実現している。

 なお、ジャパンディスプレイでは、HD720(横720×縦1280画素)液晶モジュールおよびqHD(横540×縦960画素)液晶モジュールの“Pixel Eyes”をすでに量産している。

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