KDDI版iPhone 5で75Mbpsサービスを利用できるエリアの人口カバー率は14%。不適切な表示を改善するよう消費者庁より措置命令を受ける

2013年5月21日 16:20

あるAnonymous Coward 曰く、 KDDIは21日、消費者庁より不当景品類及び不当表示防止法第6条の規定に基づく措置命令を受けたことを発表した(ニュースリリースPDF)。

 2012年後半、KDDIはカタログやWebサイト、広告などにおいて「サービス開始時より全国主要都市をカバー」、「4G LTE(iPhone5 含む)対応機種なら」、「受信最大75Mbpsの超高速ネットワークを実人口カバー率96%に急速拡大。(2013 年 3 月末予定)」といった表示をしていたが、実際にはiPhone 5において受信最大75Mbpsとなるサービスを利用できる地域は実人口カバー率14%(2013年3月末時点)の範囲しかなかったという。

 また、当時はiPhone 5において75Mbpsのサービスを利用できる地域を「実人口カバー率96%」に拡大する計画はなかったという。そのため、カタログなどでの表示は不当な表示だとして、これらを周知させるよう措置命令が下された。

 これを受けて、KDDIは代表取締役社長ら責任者の報酬の一部返上も発表している(ニュースリリースPDF)。

 (追記@17:40)LTEの人口カバー率ではなく75Mbpsのサービスを利用できるエリアの人口カバー率が14%という話でしたので、タイトルを「KDDI版iPhone 5の実際のLTE人口カバー率は14%。不適切な表示を改善するよう消費者庁より措置命令を受ける」から修正しました。

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