三菱重工、IT関連のグループ企業8社を7月1日付で統合へ

2013年5月17日 14:21

 三菱重工業は16日、IT関連事業を行っているグループ企業8社を7月1日付で統合・再編し、三菱重工100%出資の統合会社「MHI情報システムズ株式会社」を発足させると発表した。現在進めているコーポレート改革に対応して新たな体制を構築するもので、これにより業務の標準化・共通化、組織のスリム化、技術レベルの底上げなどを図り、IT基盤強化を目指す。

 統合会社は、本社(東京都港区)と関東、名古屋、関西、中国、西日本の5つの支社で構成し、情報通信システムやコンピューターに関する企画・開発・製作・販売・運用・保守などの事業を推進して三菱重工の事業伸張を支える。

 資本金は4,000万円で、発足時の従業員数は約1,000人。取締役社長には三菱重工の100%出資子会社である三菱重工マシナリーテクノロジー常務取締役の烏田修之氏が就任する予定。

 三菱重工は今年4月にコーポレート部門の全社組織を再編した。事業運営体制を事業本部制に一本化した2011年4月の「全社事業運営体制強化」の更なる深化を目指す取り組みで、これに伴い、各事業所のIT機能は本社直轄の組織に再編された。今回の統合会社の発足はこれらの流れを受けたものとなる。

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