労働者の35.2%は非正規労働者

2013年5月16日 20:09

 厚生労働省は2012年の労働者の雇用状況について、非正規労働者が労働者全体の35.2%と3分の1を超えて過去最高の水準になったと発表した。また「非正規雇用の大半に共通している特徴が有期労働契約であることだった」。

 同省によると、労働者数は正規労働者が3340万人。非正規労働者が1813万人になっていた。

 非正規労働者の内訳をみると、パート労働者が888万人と非正規労働者の49%を占めた。次いで契約社員や嘱託社員が354万人と19.5%を占め、アルバイト労働者も353万人でほぼ同数だった。派遣社員が90万人と非正規労働者の5%。そのほかが128万人(7.1%)だった。

 非正規労働者のうち、男女別では男性が538万人と平成12年に比べ200万人も増加。女性も1217万人で283万人増加した。年齢別では15歳から24歳までの若年層で1980年代半ばから2000年代初めにかけて特に大きく上昇した。また、正社員として働く機会がなく非正規雇用で働く「不本意で非正規で働いている人」の割合も上昇傾向にあった。(編集担当:森高龍二)

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