ホンダ、2015年から「F1」参戦 マクラーレンと活動

2013年5月16日 18:14

 ホンダは16日、FIA(国際自動車連盟)フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)に、パワーユニットサプライヤーとしてMcLaren(マクラーレン)とのジョイントプロジェクトのもと、2015年から参戦することを決定したと発表した。

 同プロジェクトでは、ホンダがエンジン及びエネルギー回生システムを開発・製造・供給し、マクラーレンは車体の開発・製造及びチーム運営を担当し、「McLaren Honda(マクラーレン・ホンダ)」として活動していく。

 F1では、2014年より1.6リッターV型6気筒直噴過給エンジンに加え、エネルギー回生システムが採用されるなど、エンジンのダウンサイジング化をはじめとした環境技術が導入される。これらの技術への挑戦は、内燃機関のさらなる効率化やハイブリッドシステムなど先進のエネルギーマネジメント技術を常に追求してきたホンダにとって、将来技術の開発や技術者の育成などにおいて大きな意義があると捉え、今回参戦を決意した。

 ホンダの伊東孝紳社長は、「ホンダは、創業期よりレース活動を通じて技術を研鑽し、人材を育んできた。自動車メーカーとして環境領域をはじめ一層の技術進化が求められる中、F1という四輪レースの頂点にも環境技術が大幅に導入されることを踏まえ、自らの技術を世界で試し磨くために、この度、参戦を決断した」とコメントしている。

関連記事

最新記事