丸紅と日本ハムがミャンマーで飼料・養鶏事業

2013年5月15日 12:35

 丸紅は15日、食肉、ハム・ソーセージ事業日本最大手の日本ハムと共同で、ミャンマーの飼料・養鶏事業を推進することに合意したと発表した。なお、ミャンマーで同事業の日系企業進出は初めて。

 2013年度中に現地有力企業を含めた三社間で合弁契約を締結し、飼料工場、種鶏場およびブロイラー農場を建設する。2015年から養鶏出荷を開始し、初年度は年産約600万羽、2018年度までには年産約1,200万羽に倍増する計画。また、飼料工場の生産能力は年産20万トンを予定している。同国の経済発展にあわせ、将来的には鶏肉処理・加工工場も完備し、飼料生産をはじめ・養鶏処理・加工までの一貫体制を目指す。

 ミャンマーは長い経済制裁の影響で、飼料・畜産技術が発展途上の段階にある。今回、丸紅グループと日本ハムグループが協業し、日本の先進的な生産技術、トレーサビリティーを同国市場へいち早く導入し、安全かつ安心な畜産物供給を実現する。

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