【今日の言葉】長期金利上昇は株・選好の証

2013年5月15日 11:58

  『長期金利上昇は株・選好の証』=10年物国債の金利が0.8%ていどへ上昇、長期金利上昇として注目されている。

  金利の場合、お金を借りたり、預金したりする場合に直接発生する金利と、株や国債などのようにいったん現金以外の金融商品に投資することで発生する金利があるのではなかろうか。前者の場合は固定金利か変動金利かといった違いていどだが、後者の場合は株や国債価格の変動によって変わってくる。配当金は同じでも株価の上げ下げで配当利回りが大きく変わるわけだ。当然、そこには今は株が有利か国債が有利かということがあるわけだ。

  不況のときはリスク回避で国債が選好されやすいが、景気のよくなってきた今は株に目が向き、資金が国債など債券から株へシフトしている。このため国債価格が下がり、結果として国債の利回りが上昇している姿といえる。もちろん、長期金利の上昇は住宅ローン金利などにも波及してくるから油断はできないものの、今はよい形の金利上昇とみることもできるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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