【株式評論家の視点】新しい円安トレンドが到来、株式相場も再び上昇力を強める局面に

2013年5月12日 08:16

<相場展望>(5月13~5月17日)

  5月第3週の東京株式市場は引き続き強調展開が予想される。為替が大きな壁と見られていた1ドル=100円を超えたことで、為替、株式市場の市場関係者の相場観が大きく変わった。

  100円乗せを契機に今後の為替相場の見通しについて関係者は新たなシナリオ作りを迫られている。まさか、ここから円高想定の図式が浮上するわけもなく、100円突破のここからの目標値が105円か、あるいは110円かということだろう。好業績発表の輸出関連株は為替の前提を90~95円においているところが多い。為替にらみで早くも今期の増額を期待する流れが強まっていくことが予想される。

  株式市場は5月9日の日経平均1万4192円が10日に1万4607円に急騰、そして10日のCMEの円建て日経平均先物相場は1万4765円。投資家がウォッチしている間に、商いが様変わりの水準へステップアップしている。上昇の短期加熱を指摘する向きは相変わらず多いが、為替相場が新しいトレンドに転換した以上、株式相場も再び上昇力を強めていく局面を迎えていると判断している(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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