【今日の言葉】G7始まる、円安はアメリカのサジ加減次第か

2013年5月11日 11:37

  『G7始まる、円安はアメリカのサジ加減次第か』=ロンドンで10日からG7財務相・中央銀行総裁会議が始まった。開催前の会見でドイツ側から為替が中心議題になるとの発言が伝えられ、さらに、今朝(11日)のニュースではドイツは先のG20での約束である為替操作はしないという約束を守るべきであると強調、とくに円安を注意深く見ていくという報道がされている。

  G7開催直前に意図されたものか、あるいは予定外だったというべきか、円相場が1ドル・101円に円安が進んだことからG7としても無視できないということだろう。超金融緩和の効果で景気好調のアメリカは欧州に対し、思い切った財政出動を要請しているもよう。しかし、欧州経済の中心的存在のドイツは緊縮財政を採っており、他の欧州諸国に対しても財政再建の優先を求めている。

  日本は異次元金融政策で脱デフレに取組んでいる。今回の会議でも脱デフレを声高に訴えているようである。こうしてみると、アメリカとドイツの対立的な図式ともいえるのではなかろうか。ということから、この先の日本の円安の行方はアメリカのサジ加減次第ということになることも予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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