NASAが小型観測ロケット2機を打上げ、赤と白の雲を作り出す

2013年5月9日 11:30

  アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月7日、赤道低気圧実験装置(Equatorial Vortex Experiment)を載せた小型観測ロケット「テリヤ・オリオール(Terrier Oriole)」と「テリヤ・インプルーブド・オリオン(Terrier-Improved Orion)」をほぼ同時にワロップス飛行施設から打ち上げた。

  打ち上げられたロケットは順調に飛行し、所定の高度で、赤い雲を作り出すリチウムガスと、白い雲を作り出すトリメチルアルミニウム(TMA)をそれぞれ放出した。人工的に作られた赤い雲と白い雲は各地で観測され、打ち上げ実験は成功した。

  今回の実験は衛星通信やGPS通信に干渉する可能性のある、上層大気中の雷雨を理解し、予測に役に立つものだという。

 写真=NASA。

 ■Second and Third Sounding Rockets Launched from the Marshall Islands
http://www.nasa.gov/mission_pages/sounding-rockets/news/evex-0507.html

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