スペイン・リアリズムの巨匠アントニオ・ロペスが渋谷で日本初の個展
2013年5月8日 17:40
Bukamura ザ・ミュージアムで、2013年6月16日(日)までの期間「現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」が開催中。スペイン美術を代表する芸術家アントニオ・ロペス(Antonio López)の日本初となる個展だ。
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卓越した技術と観察力によって、リアリズムを追求しながらも、シュルレアリスムの影響も見られる、独自の世界を描き出すアントニオ・ロペス。
マドリードの国立ソフィア王妃芸術センター、ボストン美術館、スペイン国内2か所の美術館(ティッセン=ボルネミッサ美術館、ビルバオ美術館)で大規模な個展を開催し、世界的にも高い評価を得ている。
初期の美術学校時代の作品から最近の作品まで、油彩・素描・彫刻の各ジャンルから厳選された、代表作64点を展示。マドリードの都市風景だけでなく、家族の肖像、静物、室内、人体に至るまで、ロペスが長年にわたって描いたテーマをひもとく。
【開催概要】
現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展
期間:2013年4月27日(土)〜6月16日(日) 開催期間中無休
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
入館料:当日 一般1,400(1,200)円、大学・高校生1,000(800)円、中学・小学生700(500)円
※()内は団体料金
【プロフィール】
アントニオ・ロペス(Antonio López)。スペインのラ・マンチャ地方の町トメリョソに生まれ、幼少期より叔父アントニオ・ロペス・トーレスから絵画を学ぶ。現在においてもロペスは最も影響を受けた画家として、スペイン・バロック絵画の巨匠ベラスケスとともに叔父の名をあげている。1950年から55年までマドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミーで絵画を学び、後にロペスの妻となるマリア・モレーノをはじめとする同校の芸術家たちとグループを形成し切磋琢磨していく。早くから評価され数多くの個展が開催されてきたが、近年では1993年にマドリードの国立ソフィア王妃芸術センター、2008年にはボストン美術館で、さらに2011-12年には、スペイン国内2か所の美術館(ティッセン・ボルネミッサ美術館、ビルバオ美術館)で、大規模な個展を開催し、世界的に高い評価を得ている。1992年には、彼の制作過程を撮影した映画『マルメロの陽光』が映画監督ビクトル・エリセによって制作された。