貴重な江戸絵画の展覧会「ファインバーグ・コレクション展」-北斎、与謝蕪村、俵屋宗達ら集結

2013年5月8日 22:00


江戸東京博物館は開館20周年を記念し、日本美術蒐集家のロバート・ ファインバーグのコレクションを一挙に展示する「ファインバーグ・コレクション展 -江戸絵画の奇跡-」を開催する。東京での開催期間は2013年5月21日(火)〜7月15日(月・祝)まで。その後は滋賀・MIHO MUSEUM、鳥取・鳥取県立博物館の順で地方開催される。


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ファインバーグ・コレクションは、化学者であり実業家でもあるロバート・ ファインバーグによる、江戸絵画を中心とした日本美術のコレクション。特に江戸時代の民間画派における自由で活気に満ちた肉筆画の作品を中心に集められている。蒐集された作品群は、尾形光琳、酒井抱一らの琳派、 池大雅、与謝蕪村、谷文晁らの文人画、円山応挙、呉春らの円山四条派、伊藤若冲、曾我蕭白らの奇想派、そして菱川師宣、葛飾北斎らの浮世絵など、実に多彩な顔ぶれだ。



ファインバーグ・コレクションの作品はいずれも質が高く、上品な雰囲気を持っていることも大きな特徴。このコレクションが、日本で大規模に展示されるのは今回が初めてだ。本展を開催するにあたり、ファインバーグ夫妻は「今回、 日本の皆様と私たちのコレクションの一部を分かち合うことができ、 大変嬉しく思っています。皆様が自国の江戸時代の絵画を楽しまれ、 私たちと同様に、喜びと感動を感じて頂けますと幸いです。」と語る。


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