伝説的オルタナバンド「ハーフ・ジャパニーズ」の鬼才ジャド・フェア個展開催
2013年5月6日 20:40
アーティストやミュージシャンとして活動するジャド・フェア(Jad Fair)の切り絵個展「PowerfulLove」が2013年5月10日(金)から6月16日(日)までヒロマート・ギャラリーにて開催される。
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伝説的なオルタナティブロックバンド「ハーフ・ジャパニーズ(Half Japanese)」創始者であり、彼にしか生み出せないオンリーワンな音楽で知られる鬼才ジャド・フェア。アートにおいてもその手腕を発揮しており、現在はペーパーカッティングでその独創な世界観を表現している。「作品にポジティブで嬉しそうな感じがあるように心掛けている」と彼は言う。2年ぶりとなる今回のジャド・フェア個展は、本展に向けて制作された新作ばかりで構成されている。
【展覧会情報】
Jad Fair 個展「Powerful Love」
期間: 2013年5月10日(金)〜6月16日(日)
時間:13:00~19:00
場所:ヒロマート・ギャラリー 東京
住所:東京都文京区関口1丁目30-7 三村ビル1階
TEL:03-6233-9836
休廊:毎週月、火
【アーティスト情報】
ジャド・フェア(Jad Fair)は1974年に兄のデヴィッドとともにローファイ・オルタナティブ・ロックグループ「ハーフ・ジャパニーズ(Half Japanese)」を結成。その後30年以上に渡り、ハーフ・ジャパニーズは30枚近くのレコードを発表し、彼らの純粋でロックンロールへの溢れるような熱意はファンを魅きつけた。著名なファンの1人、ペン・ジレット(コメディコンビPenn & Teller)はハーフ・ジャパニーズのレコードをリリースするがためにthe 50 Skidillion Watts レコードレーベルに出資。カート・コバーンも彼らの熱烈なファンで、1994年ニルヴァーナの「In Utero」ツアーにおける東海岸での行程のオープニングを依頼し、彼らは8回の公演で演奏した。
1993年公開のジェフ・フォイアザーク監督映画「Half Japanese :The Band That Would Be King」は、批評家に絶賛されたドキュメンタリーであり、バンドのユニークな歴史、軌道を記録している。ジャドはまたソロ活動も行い、ダニエル・ジョンストン、ティーンエイジ・ファンクラブ、ヴェルベット・アンダーグラウンドのモー・タッカー、ヨ・ラ・テンゴ、ソニック・ユースのスティーブ・シェリーやサーストン・ムーア、ジョン・ゾーン、クレイマー等とコラボレーションしている。
ジャドの才能をビジュアルアーティストとしての第2のキャリアへと導いたのはアルバムカバー制作。彼のシンプルで楽しげなドローイング、入り組んで複雑なペーパーカッティングは、世界各地のギャラリーで展示され、画集は欧米各国はもちろん、日本でも出版されている。