【株式評論家の視点】ゴールデンウイークの間に相場の風景は様変わり、上げ路線が鮮明に

2013年5月5日 13:26

<相場展望>(5月7日~5月10日)

  日本がゴールデンウイークの間、ニューヨーク株式が急騰している。5月2日は週間の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して減少したため、NYダウは前日比130ドル高の1万4831ドルへ上伸。続く3日のNYダウは、4月の米雇用統計が良好な内容となり、投資家心理が強気に傾き、前日比142ドル高の1万4973ドルへさらにジャンプアップした。

  CMEの円建て日経平均先物相場も2日が1万3880円、そして3日は1万4165円に値を飛ばした。連休前、2日の大証の先物相場の引けは1万3710円でしたので、連休の間、相場の風景は全く変わってしまってきている。

  米国景気の強さを受け、3日のNY為替市場で円は1ドル=98円99銭~99円02銭の円安へ大きく振れた。連休の前は97円台の推移だったから、この上げの勢いは再び1ドル=100円台へチャレンジの可能性が出てきたことを示しています。

  CMEの円建て日経平均先物は大証の4月26日の1万4040円の高値をクリアーしたので、全体相場も1万5000円台に挑戦する勢いが想定出来ます。5月2週は10日にSQがありますが、今の相場にとっては大した波乱要因にならないでしょう(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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