自炊代行業者、海賊版を販売した疑いで逮捕される

2013年5月3日 13:40

insiderman 曰く、 デジタルデータ化したマンガを複製し、著作権者に無断で販売していた書籍電子化代行サービス業経営(自炊代行業者)の男性を、長崎県警が著作権法違反の疑いで逮捕したそうだ(ACCSの記事ITmediaの記事YOMIURI ONLINEの記事日刊SPA!の記事)。

この男性が運営する「50SCANNER」というサービスでは、「会員登録すると無料で電子化されたマンガをプレゼント」というキャンペーンや、マンガのPDFデータを(紙の本の提供無しに)紙の書籍の半額程度の価格で販売する「大人買い電子化サービス」などを行っており、「紙書籍を仕入れてスキャン後破棄」を「代行」するのではなく、スキャンしたデータを不当に複製して販売していたのではないかと推測されるという。

もしそれが事実であれば、自炊代行業者の皮を被ったただの「海賊版販売業者」である。とはいえ、このような問題はほかの自炊代行業者でも発生する可能性がある。

 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | 書籍 | 犯罪 | 著作権

 関連ストーリー:
「BOOKSCAN」のインタビューに応じた著名人に「出版広報センター」からお手紙が届く 2013年04月08日
「自炊代行」業者に対し著作権使用料の徴収を求めることで「合法化」する試み 2013年03月26日
自炊代行業者が訴えられた裁判、原告が「実質勝利」で訴訟取り下げ 2012年05月24日
東野圭吾氏や弘兼憲史氏が自炊代行業者を提訴 2011年12月21日
多くの自炊代行業者が事業縮小へ 2011年10月02日
出版業界、書籍のスキャン代行サービス業者約100社に質問状 2011年09月06日

 

関連記事

最新記事